多摩川共同点検がありました。

平成27年9月関東・東北豪雨により全国各地に浸水被害が発生し、特に鬼怒川の堤防が決壊した茨城県常総市は約1万1千棟が浸水する甚大な被害が生じたことは記憶に新しいところです。

このことを受け国土交通省京浜河川事務所主催の「多摩川共同点検」が平成27年11月6日啓明学園近くの昭和用水堰付近で実施されました。点検に市、消防団、堤防沿いの住民が参加しました。

青梅市の万年橋から浅川合流点までを管理する多摩川上流出張所の説明によると
①昭島市に氾濫被害を発生させる恐れのある箇所:拝島地先の昭和用水堰付近(左岸48.0キロポスト)
②氾濫危険水位設定箇所:青梅市にある調布橋水位観測所 ここの水位が0.2m(水防団待機)、1.0m(氾濫注意)、1.2m(避難判断)、1.6m(氾濫危険)と定めている
*2015/11/9 11:00 現在の水位は -(マイナス)2.46m
③氾濫流到達時間シミュレーション結果:昭和用水堰から八高線付近が5~10時間、八高線付近から立川市が10~時間
とのことでした。

このことから今まで経験したことがないような豪雨の時は
①調布橋水位観測所の水位を注視する(水位は京浜河川事務所HPで1時間毎に確認できる)
②万一昭和用水堰付近の堤防が決壊した時は氾濫流が10時間後には福島町1、2、3丁目付近の低地まで到達する恐れがある
ということを頭の片隅にしまっておくと、非常時に役立つと思います。