月廼野露草雙紙

昭島市制60周年記念文化財講座 講談「月廼野露草雙紙(つきののつゆくさそうし)」が平成26113日旧三井家拝島別邸で行われました。講談師は昭島在住の宝井一凛さんでした。

月廼野露草雙紙は文化111814)年郷地村の不老軒宇多々(本名宮崎伊八)が書いたもので、滝山、玉川(多摩川)、狭山池など多摩地域の地名や故事なども記されていて勧善懲悪の親しみやすい読本(時代小説)になっています。

そしてこの本の上巻が昭和623月、下巻が昭和633月昭島市教育委員会から発行されています。
これは原文の古典的文体を現代口語調文章に書き改めてあり、解説と口語訳は昭島古文書研究会の岩崎さん他がまた監修は昭島市史料調査専門委員の白川さんが携わっています。