自治会紹介
今日の坂上自治会に至る歴史をたどってみると、江戸時代中期・明和4年(1767年)頃から拝島村に関する記録が今も残されております。当初の頃は「消防組」という組織が作られ、やがて任意に参加した世帯で構成する稲荷講として下宿(シモジュク)の坂上講中(コウジュウ)、坂下講中が組織化され、明治32年(1899年)からの坂上講中の出入帳(現在の収支記録帳)が残っております。
その活動は防災を主としていますが、祭礼や冠婚葬祭時の備品の貸し出し等を含む相互扶助の活動であり、昭和20年代までは坂上部落会と称しておりました。 昭和29年5月1日昭和町と拝島村が合併し、昭島市になった後の昭和32年に坂上部落会から坂上自治会へと名称変更がなされました。昭和34年3月に発足した昭島市自治会連絡協議会には坂上からは昭和35年度より会計監査役員として就任しております。因みに坂下自治会は昭和30年に発足しております。
自治会の発足及び活性化によって稲荷講は段階的に自治会に吸収され、昭和39年でその役割は全て終わりました。 平成11年には自治会会員の皆様のご寄進により坂上倶楽部から新しい坂上自治会館に建物が生まれ変わり、令和3年で65年目( 記録上255年 )を迎えるかなり古い歴史をもつ自治会であります。
記録として残る加入世帯数は、明治32年当時で坂上講中・坂下講中合わせて70数世帯とあり、その後坂上講中と坂下講中は分離独立しました。昭和60年代のピーク時には300世帯を超えるまでになりましたが、高齢化・少子化・核家族化の影響を受けて令和4年3月末現在の会員は160世帯と減少化に歯止めがかかっていないのが現状です。
自治会活動の主な行事としては、防災訓練・資源回収・運動会等に取り組んでいます。また自治会館の活用としては、定例会議の他、坂上シルバークラブ、坂上スポーツ愛好会、婦人会・子供会、拝島・多摩辺中学地区委員会、囃子保存会等々25団体にそれぞれ利用されております。因みに令和3年度の部屋の利用回数は延べ139回(新型コロナウイルス感染による緊急事態宣言等により外出の自主規制により例年の利用回数の半数でした。)、ご利用いただきました。
今後も自治会活動を通じて、微力ながら自分たちの住む坂上地域をより快適に住みよい町作りと、昭島市のスローガンである「元気都市昭島」「昭島大好き!!」をめざそうとしています。
坂上自治会館住所 : 昭島市拝島町1丁目13番30号