化石発見から57年!アキシマクジラが新種認定

57年前に多摩川河川敷でほぼ全身の骨格が見つかった古代クジラの化石「アキシマクジラ」が、群馬県立自然史博物館などのグループによって今月、新種と認定する論文を学会誌に発表しました。
学名は「エスクリクティウス・アキシマエンシス」だそうです。「アキシマ」の名前が世界に知られることになりました。
皆様ご存知のように、化石は1961年に多摩川河川敷・八高線の高架下付近で、約200万年前の地層から掘り出されました。
当初はコククジラに近い種と推定されたが、新種かどうかは確認されていませんでした。
長く国立科学博物館の新宿分館に収蔵され、2012年に群馬県立自然史博物館に移され本格的な調査、研究を開始され、現代のコククジラの骨格標本と比較するなどしたところ、アキシマクジラはコククジラの仲間だが、鼻骨の形や上あごの骨の付き方などが異なり、現代のコククジラとは異なる新種と結論づけられ”新種認定”となりました。

いま、元つつじが丘南小学校跡地に建設中の、仮称新教育福祉総合センターの新館の入口のくじらホールに、このアキシマクジラのデプリカが、天井からぶら下がり、空中を泳ぐことになっています。
青梅線の電車の中からも見えるようですよ。2年先ですが完成が楽しみですね。