山村武彦氏を招いて、第4回防災研修会開催します
平成25年7月11日(木)午前中、昭島市役所内で、テレビでおなじみの防災・危機管理アドバイザーで、「近助の精神」「防災隣組」提唱者の山村武彦氏を講師にお招きし、自治会連合会として第4回防災研修会を開催します。
テーマは『防災隣組でつくる ずっと住みたいまちづくり』です。
これまで、市民会館等を活用し多くの皆様に参加いただいてきましたが、市民会館が工事中のため今回は、自治会長研修会の参加者180名のみの受講となります。
■講師:山村武彦氏の主なプロフィール
学生時代に遭遇した新潟地震(1964)でのボランティア活動を契機に研究所設立。現場主義(真実と教訓は現場にあり)を掲げ、地震、津波、噴火、土砂災害、テロ、事故など150か所以上の災害現地調査実施。阪神・淡路大震災発生時は、2時間後に現地入りし救助活動や調査活動にあたる。同年科学技術庁長官賞受賞。講演、執筆など防災意識啓発に活躍中。実践的防災・危機管理対策の第一人者。
★「近助の精神」、「防災隣組」提唱者。
★所属学会:日本災害情報学会、地域安全学会など
★現職:防災システム研究所所長
■講演の主な内容
1、災害列島・日本に住む作法
(1)被害者にならず、加害者にならず、傍観者にならず
(2)個人、地域、学校、事業所、行政、それぞれの役割(責任)分担
(3)近助の精神「遠水は近火を救わず」
2、防災心理を知り、自分や家族を守れなければ、人は守れない
(1)人は都合の悪い情報はカットする「見ぬもの清し」
(2)「以前はこうだった」「専門家がこう言っている」に、とらわれない
(3)危ないと思ったら、周りが逃げなくても、逃げる
(4)「もしかして」「念のため」を考えて、すぐに行動を起こす
(5)パニックは怖くない、怖いのはパニックを恐れる人たちが引き起こす情 報隠しである
3、目からウロコの防災新常識
(1)震度6強の揺れ!その時、どうなる、どうする!
(2)耐震建物でも、天井、照明器具、ドアなど設備が壊れることが多い
(3)小さな揺れ、緊急地震速報で、直ちに防災訓練開始!
(4)転倒落下物の少ない、閉じ込められない安全ゾーン
(5)古い木造家屋に居た時、町中に居た時、どうする!
(6)室内の転倒落下防止対策はいつやる!「今でしょう!」
(7)スマホ、ケータイ電話が吹っ飛ぶ
(8)火が出たら・・・その時の優先行動?
(9)賢い非常用備蓄「ローリングストック法」
4、「近助の精神」と「防災隣組」でつくる “ずっと住みたいまちづくり”
(1)地域防災は、フレームワークからフットワーク重視
(2)自助と近助が基本、そして共助
(3)発災時、災害時要援護者を助けられるのは近くの人
(4)地域防災(自守防災)の先進的取組事例
(5)近助の精神と東京防災隣組
5、「3.11」のちょっといい話
(1)世界が賞賛した日本人の礼節
(2)助けられる人から、助ける人へ
以上