[速報]10日東京都の1日の感染者1,494人、6日以来初めて1,500を下回ったが数字に一喜一憂するのはまだまだ危険!
◇10日東京都の重症患者は、128人と前日の過去最多の129人から1人減っているが、重症患者の年齢層別に見ると、5日以降80歳代以降の高齢者が急増している。5日時点で80歳代48人、90歳代10人であったが、10日時点では80歳代50人、90歳代25人、100歳以上1人と特に90歳代が急増している。重症患者の6割を占めており、如何に高齢者への感染拡大が進んでいるかわかる。
◇東京都の10日時点の感染患者総数は、18,213人と連日最多を更新している。 ◇自宅療養者は、7,000人を超え、過去最多の7,009人、 ◇入院・療養等調整中(入院・療養施設受け入れ先決まらず自宅待機状態)の即ち、陽性判明後、行き先決まらず患者が過去最多の7,000人に迫り、6,930人となっている。 ◇このように、東京都の10日時点の総患者数の7割以上(76%)が、本来の入院・宿泊療養でない、自宅療養+自宅待機状態の患者である。 ◇では、何故医療機関などへの入院患者や宿泊施設への宿泊療養者が増えないのか! ◇それには、報道によれば、入院患者の増えないその要因は、 第1要因は、病床不足(コロナ患者向けに確保病床4,000床の8割以上が埋まっている状態)、第2の要因は、人手不足(保健所の人手が恒常的に足りないため当日の内に入院・療養先を調整しきれない事態の陥っている) 宿泊療養者が増えない要因は、 第1の要因は、ホテルなどの宿泊施設での受け入れが滞っている、その背景は、入居者の健康観察などを24時間体制で担う看護師の人数が足りず十分対応できず、稼働できない部屋もあると言う、人手不足。
この状態を見ても、如何に東京都の医療提供体制が逼迫しているだけではなく、深刻であり、感染しても、感染させても、すぐに入院できる、療養先が決まるなどと安易に考えない方が良い、他県では、自宅療養や待機で容体が急変し亡くなった事例も発生しています。このためにも、会員の皆さん!、このブログを見ている皆さん!、もう一度”感染しない、感染させない”を意識して感染予防策を徹底してください。
下の資料は、1月10日読売新聞朝刊の記事の図の一部を使用させていただきました
上記図表の感染関数字は「東京都新型コロナウイルス感染症対策本部報」の数値を使用しまとめたものです。他の最新の感染者情報で、グラフ・図等による情報は、固定ページの”地域からの伝言板”をクリックして見てください。