地域で減災!自助・共助のまちづくり/防災研修会開催
平成23年2月12日(土)13時より、昭島公民館・小ホールにて、地域防災リーダー研修会が開催されました。
自治会連合会の第17ブロック主催で、19・20ブロックの自治会と管理組合、商店街の8団体の自主防災組織のリーダーが集いました。第2部は、地域住民にも参加いただきました。
この研修会は、平成22年度東京都地域の底力再生事業助成の対象事業で、本年度昭島市自治会連合会としても、いくつかのブロックや自治会も助成をうけ、活発に地域防災に取り組みました。
●第一部として、昭島消防署大神出張所の松尾所長から、防災リーダーについての講演がありました。その中で、地震に対する10の備えの確認や#7119の使い方等の貴重なアドバイスをいただきました。
<地震に対する10の備え>
- 家具類の店頭・落下防止をしておこう
- ケガの防止対策をしておく。
- 家屋や塀の強度を確認しておく。
- 消火の備えをしておく。
- 火災の早期発見と防止対策をしておく。
- 非常用品を備えておく。
- 家族で話し合いをしておく。
- 地域の危険性を把握しておく。
- 防災知識を身につけておく。
- 防災行動力を高めておく。
災害時のイメージトレーニングで、発生から3分間、30分間、3時間で、身の回りは何が起きただろうか?、何をしただろうか?、何を必要としただろうか?と時系列で、どんな準備が必要だったかや対応を参加者で考えました。
また、発生からの時間帯を、①命を守る、②家族と住まいを守る、③近隣を守る、④暮らしを守るの4つに分け解りやすく説明いただきました。
次に災害時実際誰に助けられるかを、阪神・淡路大震災で生き埋めや閉じ込められた際の救助は、自力が34.9%、家族に3.19%、友人や隣人に28.1%、通行人に2.6%、救助隊に1.7%、その他が0.9%だったそうです。現実にいかに自助・共助が大切かを教えていただきました。
災害時役に立ったものを紹介いただき、1位:懐中電灯、2位:食料品、3位:ラッピフイルム、4位:ポリ袋、5位:小型ラジオ、6位:トイレットペーパーでした。
最後に、『自分たちのまちは自分たちで守る』の話で、つつじが丘周辺の店舗環境に触れ、まちの魅力や安全な避難場所のこと、近隣同士の助け合いをモットーに「防災協力員」の募集&登録し、普段からの付き合い、意識の向上を図ること、対策本部の立ち上げ訓練を繰り返し行うことの3点の話があり、災害対策時の本部長を複数決めておき、部門として「実働・実行部門/情報連絡部門/支援・補給部門」の3つとし、防災協力員がそれぞれ必要に応じて担当する”できる人が・できるときに・できることを”のアドバイスをいただきました。
講演後、質問会をおこない大変有意義な講演会でした。
この地域としては、9月25日に初めての試みとして、今回の研修と講演会をいかした4つの自治会と3つの管理組合、地元の商店街の合同防災訓練を予定しています。