【情報提供】 “まちかど防災訓練”について

sazae2月13日開催の昭島防火防災協会・防災指導部会の席上、昭島消防署から今後の防災訓練で、”まちかど防災訓練”の紹介がありましたので、報告いたします。
まだ、自治連としてどのように取り組んで行くかの協議はこれからですが、各自治会役員の皆様に情報の提供をさせていただきます。

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1 “まちかど防災訓練”とは
実際に自分たちの生活する街なかで小規模な防災訓練を実施することを指します。
従来の集合型の訓練とは違い、普段から自分たちの住む街なかで実際の水利、資器材の置いてある場所等を確認・把握しながら実施することで、地域内の防災行動力を大きく高めることができます。
また、小規模で居住区の近い住民同士で実施することで、住民相互の連携強化や避難時に支援が必要な人の把握等、多くのメリットがあります。
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2 訓練概要
 訓練場所
居住する区域周辺を原則とします。周辺での実施が困難であれば、その居住区の一時集合場所等を選定しましょう。この場合、居住区で実施可能な訓練はできる限り居住区周辺で実施し、その後に集合場所で他の訓練を実施するようにしてください。
 訓練日時・時間
必ずしも土日とは限りません。人が集まりやすい日を設定しましょう。訓練時間は、朝方の比較的早い時間帯や、住民が集まりやすく負担にならない時間帯で、短時間で終了するよう計画してください。また、地域のイベント等と合わせて実施すると効果的です。
 訓練対象・規模
同一居住区内(同一ブロック内や自治会の班ごと等)に居住または勤務する数名から数十名を実施対象とします。
※地域の人々の居住区内で実施するため、参加しない住民にも知らせるようにしましょう。
 訓練内容
実践的な小規模訓練を原則とします。実施時間は短時間であるため、一度に全ては出来ません。訓練を計画する際に、どの訓練を主とするのか決める必要があります。

 3 訓練時の安全管理について
⑴ 街なかで訓練を行うことから、事前に訓練場所、訓練内容、日時などについて、無理がないか十分検討してください。
⑵ 使用する資器材については、地域にある資器材を使用することから、事前に点検を行い異常がある場合は、使用を中止してください。
⑶ 参加者の年齢、服装、健康状態等を把握しましょう。体調不良や、様子がおかしい等の場合は、無理に訓練に参加させないようにしましょう。
⑷ 訓練中に危険と思われる行為については、速やかに中止させてください。
⑸ 雨天、荒天等の場合はためらわず中止にすることも必要です。
⑹ 訓練参加者以外の一般人が訓練会場内に入ったり、通過したりする可能性があるので、事故防止に十分注意してください。
⑺ 火を扱う訓練では、監視員を配置し、火に近付き過ぎてケガをしないよう注意喚起しましょう。なお、助燃材には、ガソリンやシンナー・アルコール等は使用しないようにしましょう。

4 留意事項
 道路使用許可
まちかど防災訓練を含め消火栓や排水栓等を使用する訓練では、道路交通法第77条に定める道路使用許可の申請が必要になる場合があります。申請が必要かどうか不明な場合は、管轄の警察署に相談してください。
 訓練中の事故等について
訓練を実施する場合、事前に市役所に届出ましょう。届出がない場合、補償が受けられないことがあります。
以上