■郷地・東町付近のお花見散歩            残堀川岸と根川緑道の桜

3月31日、今日も暖かく穏やかな空模様ですが、夜には雨の予報。昨日、啓蟄の虫のように久々に家から這い出て、昭和公園、昭和記念公園、農業試験場とお花見物の梯子をしてきて、帰宅してスマホで歩行数を見たら、何と2万歩を超えていました。普段全く運動してない私がよくまあこんなに歩けたものです。にもかかわらず、筋肉痛も起こらず、脚も疲れておらず、出かける気力も満々。これも相手が桜だから?今日見ておかなければ明日は散っているかもしれない…。今年見ておかなければ、来年はもう見られないかもしれない…。なぜか桜は私をそんな気持ちに駆り立てる、不思議な魅力を備えた花なのです。更に、その花が綺麗に咲く場所が近くに沢山あることも、じっとしていられない原因です。「よし、今日は根川緑道へ行って見よう!!」(清水和子)

●富士見町団地から残堀川の岸辺へ

家から根川緑道への最短コースは、富士見町団地を経由し、残堀川の岸辺に出て川沿いの遊歩道を行くコース。このコースが実は自然が豊かで、車も人も少なく、特に今の時期は満開の桜がたっぷり堪能出来る、最高の散歩コースなのです。家を出て10分も歩かないうちに、立川市の西の境界に接する富士見町団地に到着。団地の中を抜けていくコースも花がたくさん見られますが、今日は一番北側を用水路に沿って進みました。この辺りは用水路があちこちに流れていて、夏にはホタルが見られる所もあります。富士見町団地内のホタルは前からいたそうですが、昨年は特にたくさん見られたようで、それが私の耳にも届き、何回か見に行ってきました。団地周辺にはあちこちに桜が植えられていて、桜並木が続いている所もあります。また、ソメイヨシノだけでなく山桜が数本並んでいる所もあります。人影もまばらで、静かな静かな桜の風景です。

富士見町団地北側の桜並木

団地北側から南側の奥多摩バイパスまで続く桜並木

水路の脇にツクシを発見

楚々とした風情の山桜も良いものです

家から15分くらい歩いて、左手に「東京都家畜保健衛生所 肥飼料検査センター」が現われたら、その前を左折して少し行くと、右手に桜が咲く広場が見えてきます。そこが崖下の残堀川岸遊歩道の出発地点です。入り口は細い水路にかかる、自転車一台引いてやっと渡れるくらいのコンクリートの小さな橋。数本の桜の大木に囲まれたこの広場は、格好のお花見場所のような気がしますが、この日は一組の母子が遊んでいただけ。

 

広場を抜けようとすると、突然近くの茂みの中辺りからホーホケキョと、澄んだウグイスの声。思わず足を止め声がしたやぶのあたりに目を凝らしてみたものの、姿は見えず。歩き始めたらもう一声ホーホケキョ!最近うちの近所ではほとんど聞けなくなったウグイスの声をこんな近くで久々に聴けたのは嬉しい。広場を出ると、今度は前方に、カメラを川に向けて構えている二人を発見。そういえば、この地点は、色々な水鳥が集まる場所でもあります。先月初めに訪れた時は、オオサギ、コサギ、アオサギ、カワウ、カルガモが、スマホの1画面に収まるほど近く密に集まっていて驚きました。多摩川も水鳥は多いようですが、遠過ぎて肉眼では何の鳥か見分けられません。しかしここでは鳥の種類が分かるくらい近くで見られます。今日は何がいるのかと近づいてみると、カメラマンがいるのに鳥の姿は全く見えません。もしやと思って少し川面の方を見ていると、どこかでピーッという声がして瑠璃色の光がサーッと水面を横切りました。やっぱり。水面から出ている枝にとまったのはカワセミです。そして一瞬水面にジャンプして、またサーッと遠くの方に飛んでいきました。そうです。この流域では、青い宝石と呼ばれる美しい鳥、カワセミの姿が普通に見られるのです。今日は到着直後に見られ、ラッキー。ただスマホでは、残念ながらその姿は捕えられません。すでに何度も失敗していますので、無駄な抵抗(撮り)はしないことにしています。

では、あとはしばし、残堀川沿いの桜風景をお楽しみください。今年の印象としては、菜の花がとても綺麗に咲きそろっていて、桜とのコラボが綺麗でしたよ。

水鳥が集まる桜並木の一番上流地点

ハナニラと菜の花

下に枝を伸ばしたサクラと菜の花

両岸を彩る名の花と桜

どこまでも続く菜の花と桜

ばばさかしたばしの上から見た桜

この流域は南側の岸に沿って桜が植えられているので花のトンネルの下を通りたい時は南側の遊歩道を通ってください

太い幹からも花を咲かせていました

更に先へと続く花のトンネル

所々にベンチなどの腰かける場所も設置してあります。

●根川緑道へ

残堀川が奥多摩バイパスと交差する所まで来たら、その先はがらりと風景が代わり、湧き出す清流の流れに沿って綺麗に管理された根川緑道に入ります。

根川緑道のスタート地点。石組みの池が目印です

ここもソメイヨシノが満開で、この辺りから見物人の数も増えてきます

近くに緑道の案内板がありました。それによると、この緑道は全長1,350m、面積35,100㎡。AゾーンからDゾーンの4つのゾーンに分かれていて、このスタート地点がAゾーンで、ここは「高度処理水の湧き出す緑道の上流部で、武蔵野の雑木林の四季の変化と小川に生息する水生生物・植物とのふれあいゾーンです」と書かれています。

まさにその通りで、4つのゾーンはそれぞれテーマがあるようですが、どこにも共通しているのは、水辺の昔懐かしい光景と自然とのふれあい、そしてこの時期、すべてのゾーンが桜で埋め尽くされることです。

Aゾーンでは、清流に鯉や小さな魚が群れをなして泳ぎ、清流に架かる橋や流れの中の石組み、岸辺のあずまやなどが日本庭園のように管理されています。こんなにきれいな所ですが、無料ですし、お花見をすることもできます。桜の木の下の草むらや東屋で、お弁当を広げてお花見をする人の姿もあちこちで見られました。

そして案内板にもあった水生生物との出会い、それは突然でした。桜に気を取られて上ばかり見ていて、ふと下の水辺に目を移したら、目の前に突然飛び込んできた大きな鳥の姿。一瞬鳥の置物かと思うほどじっと動かず、草むらの中に立っていました。しかも手を伸ばせばすぐ届くほどの至近距離に!スマホを向けても動じる気配もなく、悠然とポーズをとってくれました。ネットで調べたらこれはアオサギで、水中の小魚をじっと狙っていたようです。すぐ近くの石の上ではカメがのんびりと甲羅干しをする姿もありました。

 

   

次のゾーンへ行くには、上を通る道路を横断することはなく、すべてその下のトンネルを通って移動することが出来ます。モノレールの所までがAゾーンです。

トンネルを抜けてBゾーンへ入った途端、再びアオサギのお出迎え。まるで有名人と遭遇した時のように見物人たちが次々にスマホを向けていても、逃げる気配も見せず悠然と魚を狙っています。これ本当に野生の鳥???

このゾーンでは、子供たちが水遊びのできる場所があり、まだ春だというのに水の中に入って、魚取りをしている元気な子供たちの姿がありました。またすぐ近くでも、お父さんと小さな子供が、するめの足を糸で結び、ザリガニ取りをしている光景を見掛けました。今ではほとんど見られなくなった、私(高齢者)の子供の頃の風景が、ここには残っているのです。イヤー懐かしいなー…。

Cゾーンはちょっとうっそうとした感じで、メインは池です。コウホネらしき水草が植えられていて、ここにはカワセミが姿を見せるようです。トイレも設置されていました。

最後のDゾーンは、風景がガラッと一変します。柔らかな草に覆われた川岸の両側に満開のソメイヨシノがずらりと並び、橋(旧葦見橋・現よしみトンネル)の上から眺めると素晴らしい景観です。

下に降りてみると、突然川が現われて、川岸の緑の草の上には、点々と十分な距離を取ってシートが並び、家族連れがのんびりとお花見を楽しむ光景が広がっています。こんなに自然豊かな中でお花見が出来るなんて、素晴らしいですね。私もシートを持って来てごろりと横になり、お花見(お昼寝?)したい気分になりました。

緑道の終点は「根川貝殻坂橋(ねがわかいがらざかばし)です。橋のたもとにその由来が書かれた案内板が設置されています。昔この付近にあった貝殻坂という場所の名前から付けられたそうです。橋の向こうは街中へ向かい、こちらは多摩川の土手へ続いています。土手の道は東方面は通行止めですが、西へは行けますので、帰りは昭島市までこの土手の道を川風に吹かれながら、テクテク歩いて帰るのも良いかもしれません。このコースも昭和記念公園同様かなり健脚コースになります。

 

 

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